心が疲れたときは、空を見上げてみよう!
青く澄んだ空はまるで
あなたの優し心のよう
心が苦しいとき
海を見に行こう
青く広がる海はまるで
あなたの広い心のよう
汚れてしまったのなら
また洗い流せばいい
敗れてしまったのなら
またぬい直せばいい
「悩み」はいずれ
「思い出」に変わり
「涙」はいずれ
「経験」に変わる
「キズ」はいずれ
「キズキ」に変わる
「出逢い」はいずれ
「絆」に変わる
「育児」はいずれ
「育自」に変わり
「苦労」はいずれ
「感謝」に変わる
「試練」はいずれ
「宝物」に変わり
「哀」はいずれ
「愛」に変わる
努力したのに
結果がついてこなかったり
同じような日々の繰り返しに
虚しさや寂しさを
感じることもあるかもしれない
けれども
上から見ると同じところを
ぐるぐるまわっているように見えても
少し離れて横から見ると
螺旋状の階段を少しずつ上がっているんだよ
(引用元:大樹・幸せはいつも今ここになる)
空をかついで
肩は
くびの付け根から
なだらかに伸びて。
肩は
地平線のように
つながって。
ひとはみんなで
空をつかんで
きのうからきょうへと。
子どもよ
おまえのその肩に
おとなたちは
きょうからあしたを移しかえる。
この重さを
この輝きと暗やみを
あまりにちいさいその肩に。
少しずつ
少しずつ。
-石垣りん-
ひろいお空
私はいつか出てみたい
ひろいお空の見えるところへ。
町で見るのは長い空
天の川さえ屋根から屋根へ。
いつか一度はでてみたい
その川下の川下の
海へ出てゆくところまで
みんな人目に見えるところへ。
-金子みすゞ-
青い空
なんにもない空
青い空
波のない日の
海のよう。
あのまん中へ
とび込んで
ゆきたいな。
ひとすじ立てる
白い泡
そのまま雲に
なるだろう。
-金子みすゞ-
雲
私は雲に
なりたいな。
ふわりふわりと
青空の
果てから果を
みんなみて
夜はお月さんと
鬼ごっこ。
それも飽きたら
雨になり
雷さんを
共につけ
おうちの池へ
とびおりる。
-金子みすゞ-