今回は、松下幸之助氏を取り上げます。
私は友達からPHPの雑誌をすすめられ松下幸之助氏を知り
興味を持ち始めました。
特に、経営者としての物の見方、考え方に惹かれ
松下幸之助1日1話。
経営のコツここなりと気づいた価値はは百万両。
を読んだりして
前向きに仕事に取り組むことが出来ました。
言葉の力を知った気がします。
Contents
松下幸之助・いま立っているこの道・・・
いま立っているこの道。
いま歩んでいるこの道。
とにかくこの道を休まず歩むことである。
自分だけしか歩めない大事な道ではないか?
自分だけに与えられている。
かけがえのないこの道ではないか。
思案にくれて立ちすくんでいても道は少しもひらけない。
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のりのように思えても
休まず歩む姿からは
必ず新たな道が開けてくる。深い喜びも生まれてくる。
松下幸之助・工場でつまらそうな顔をして電球を磨いている・・
工場でつまらそうな顔をして電球を磨いている従業員に
「あんた、良い仕事しているんでぇ。」と
言ったそうです。
「毎日、同じように電球を磨く退屈な仕事ですよ。」と
愚痴を言う従業員に
松下幸之助さんは
「本を読んで勉強している子供らがおるやろ
そんな子供らが、夜になって暗くなったら字が読めなくなって
勉強したいのにできなくなる。
そこであんたの磨いた電球ををつけるんや。
そうしたら夜でも明るくなって子供らは読みたい本を読んで
勉強できるんやで
あんたの磨いているのは電球やない。
子供の夢をみがいてるんや。
暗い夜道があるやろ。
女の子が怖くてと通れなかった道に
あんたが磨いた電球がついたら安心して
笑顔でとおれるんや。
もの作りはものを作ったらあかん。
その先にある笑顔をつくるんやで」と言いました。
松下幸之助・新幹線に乗ってきた夫婦が・・・
新幹線に乗っていた夫婦が
すぐ近くの席に松下幸之助が座っていることに気が付きます。
夫は彼の大ファンで
どうしても挨拶がしたいと思い声を掛けようとします。
しかし、理由もなく話しかけても相手にしてくれるか?
どうかどうか分からない。
そこで妻が
ミカンを差し入れてきっかけを作ればいいのでは
と提案しました。
夫はさっそくミカンを購入し
彼に差し出すことにしました。
彼は、申し出を快く受け入れ
嬉しそうに「これはありがとうございます。」
と言って、その場で皮をむいて食べ始めます。
夫はミカンを渡せたし、あの松下幸之助と話すこともでき
大満足で自分の席に戻りました。
そして、もうすぐ京都に着くという時です。
彼は夫婦の座席までやってきて
「さきほどはありがとうございました。とても美味しかったです。」
と頭を下げました。
天下の松下幸之助がわざわざ挨拶をしにきてくれたと
夫婦は感動します。
しかし、話はまだ終わりませんでした。
京都駅で下りた彼は
その夫婦の座席が見える窓の所まで来て
深々と頭を下げ
夫婦のが姿が見えなくなるまで見送ってくれたのです。
夫は彼の行為に涙します。
そして、家に帰るとすぐに電気屋さんに連絡。
自宅の電化製品すべてをナショナル製品に変えたそうです。
松下幸之助(心の経営)・逆境もよし、順境もよし・・・
1.逆境もよし
順境もよし要はその与えられた境遇を素直に生き抜くことである。
2.人と比較して劣っていると言っても決して恥ずることではない。
けれども、去年の自分と
今年の自分とを比較して、もしも今年が劣っているとしたら
それこそ恥ずべきことである。
3.感謝の心高まれば高まるほどそれに比例して
幸福感が高まっていく。
4.人より1時間余計に働く事は尊い。
努力である。
勤勉である。
だが、今までよりも1時間少なく働いて
今まで以上の成果を挙げることもまた尊い。
そこに人間の働き方の進歩があるのではないだろうか。
5.人の話に耳を傾けない態度は
自ら求めて心を貧困にするようなものである。
6.一流の人材ばかり集めると会社はおかしくなる。
世の中
賢い人が揃っておれば万事上手くいくというものではありません。
賢い人が1人か2人いればたくさんです。
7.世間には大志を抱きながら
大志に溺れて何一つできない人がいる。
言うことは立派だが実行が伴わない世の失敗者には
とかくこういう人が多い。
8.誰でもそうやけど反省する人はきっと成功するな。
本当に正しく反省する。
そうすると次に何をすべきか何をしたらいかんかということが
きちんとわかるからな。
それで成長していくわけや。人間として
9.私のは3つの財産がある。
それは学校へ行かなかったこと。
健康に優れなかったこと。
そして、決断に弱かったことだ。
だから、人に教えてくれたり、助けてくれたりして成功した。
松下幸之助・どんなに悔いても過去は変わらない・・・
1.どんなに悔いても
過去は変わらないどれほど
心配したところで未来もどうなるものでもない今
現在に最善を尽くすことである。
2.志を立てるのに、老いも若さもない。
そして志あるところ老いも若きも道は必ず開けるのである。
3.商売とは、感動を与えることである。
4.万策尽きたと思うな。
自ら断崖絶壁の淵にたて
その時はじめて新たなる風は必ず吹く
5.「それは私の責任です。」ということが
言い切れてこそ責任者たりうる。
まとめ・松下幸之助(経歴)
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者。
PHP研究所創設者。
明治27年(1894)和歌山県に生まれる。
9歳で単身大阪に出、自転車店に奉公ののち
大阪電灯(現関西電力)に勤務。
大正7年(1918)23歳で松下電気器具製作所を創業。
平成元年(1989)94歳で亡くなる。