野村克也さんは、テスト生入団
現役時代の成績は、史上2人目の
三冠王(打率.320、本塁打42本、打点110点)
選手出場試合数歴代2位(3017)
通算本塁打数歴代2位(657本)などの
素晴らしい記録の持ち主選手です。
でも、野村克也選手は南海のプロテストを受けた。
理由は、レギラー捕手がベテランで20代が少なく
何年経てば、試合に出られるチャンスがある
チームを探したから。
18歳でプロ入りして褒められたのは、手のマメ
「おい、野村。素振りをやって一流になるんなら、
みんな一流になってるよ。」
ブルペンキャッチャーで、試合にも出れなかった二軍時代。
先輩から飲みの誘いを断り
とにかく素振りをしていた。
ある日、二軍監督が選手の手のマメの検査を行った。
「おう野村、おまえはすごい。みんな用見ろ。
これがプロの手だ。」
野村ID野球はメモ魔の選手は成長した
野村克也氏は
「監督時代、自分やコーチの話を聞いて
しっかりメモをとる選手は大成した。
メモを読み返してしっかり消化し
その蓄積が考える力を養ってくれる。」と説く。
ID野球は私ひとりの力で築き上げたものではない。
私やコーチが発した情報を選手たちがメモし
それをプレーの中で生かしてくれたからこそ
「ID野球」という言葉がマスメディアを通して広まった。
1.「どうするか」を考えない人に
「どうなるか」は見えない。
2.うまくいっているときは
周りに人がたくさん集まる。
だが、一番大切なのは
どん底の時
誰がそばにいてくれたかや。
3.楽を求めたら
苦しみしかまっていない。
4.重荷があるからこそ
人は努力するのである。
重荷があるからこそ
大地にしっかりと足をつけて
歩いていける。
5.好かれなくても良いから
信頼はされなければならない。
嫌われることを恐れている人に
真のリーダーシップは取れない。
6.1年目には種をまき
2年目には水をやり
3年目には花を咲かせましょう。
7.「恥ずかしい」と感じることから
進歩は始まる。
8.失敗の根拠さえ
はっきりしていればいい
それは次につながる。
9.ちっぽけなプライドこそ
その選手の成長を妨げる。
10.自己を過大評価した瞬間から
思考の硬直が始まる。
11.どうしたらライバルとの競争に
勝てるか考えたとき
1日24時間の使い方の問題だ!
と思った。
12.大舞台になればなるほど
勝負は技術だけにとどまらない。
人間そのものの対決になる。
13.優勝というのは強いか
弱いかで決まるんじゃない。
優勝するにふさわしいかどうかで決まる。
14.組織はリーダーの力量以上には伸びない。
15.「叱る」と「褒める」というのは同意語だ。
情熱や愛情が無いと、叱っても
ただ怒られているというとらえ方をする。
16.コーチの第一義は
自信を無くしている
目標を失っている選手に
いかに意欲を出させるかということ。
17.リーダーシップとは人を動かす
先をを読むこと。
人を動かすのは
生きがい、夢、希望、関心。
18.人を判断するときは
決して結論を急がないこと。
19.部下を「信じる」ということは
リーダーの重要な資質。
20.自分のイメージと違うと
すぐに矯正しようとする。
こんな上司のもとにいる部下は不幸。
21.不器用な人間は苦労するけど
徹してやれば
器用な人間より不器用な方が
最後は勝つよ。
22.敵に勝つより
もっと大事なことは
常に自分をレベルアップすること。
23.限界が見えてからが勝負だ。
24.「もうダメ」ではなく
「まだダメ」なのだ。
25.ID野球の極意は
重い予備知識と
軽い先入観。
26.貴い知識・本質はいつの世でも
本来、単純明快である。
27.勝っている時が一番怖い。
リードしている時が一番怖い。
28.ナポレオンは
「人間を動かす二つの杆がある。
それは恐怖と利益である。」
と言った。
私はこの二つに「尊敬」を加えたい。
リーダーは
「利益と尊敬と、少しの恐怖」
で組織を動かしていくべくで
その潤滑油が
「笑い(ユーモア)」だ。
29.人間の才能なんて
どこに隠されているか分からない。
相手の話を聴いてみる。
それが第一歩。
そこから組織の活性化が始まる。
30.命令するから
全責任は監督にある。
つまり、クビになるのはお前でなくワシや。
だから
失敗してもいっこうにかまわない。
お前の失敗はおまえを使ったオレが悪いのだから
全てを出しきり
結果は神にゆだねろ。
31.有事に強い者
それは不真面目な劣等性。
32.コンピューターがどんなに発達しようとしても
仕事の中心は人間だ。
ならばそこには「縁」と「情」が生じる。
それに気づ、き大事にした者が
レースの最終覇者となるのだと思う。
33.全盛期を過ぎ
落差に耐えつつ、必死にやる。
なんてことを惨めと感じる人はいるでしょう。
なりふり構わず
自分の可能性を最後の最後まで追求する。
そのほうが美しいという
これは僕の美意識です。
参考:癒ツァー